地域の瓦をみつめて50年。瓦や屋根工事のことは、国家資格技能士のいる宮尾瓦店にお任せください。
屋根は、大切な家を激しい雨や風から守り、家族の快適な暮らしと健康を守る大切な役割を担っています。
そのために瓦には様々なすぐれた性能が備わっています。
1100℃以上の高温で焼成される瓦は、建築基準法で指定されている安全な『不燃材』ですから、火事による屋根からの類焼を防ぎます。
真夏の高温、真冬の寒気にさらされる屋根材には、屋内と屋外をさえぎる高い断熱性能が必要です。とくに、高気密化が進む現代建築では居住空間の快適性を確保するために優れた断熱性能が求められます。瓦屋根には山と谷の部分に自然な通気性があり、屋根裏の適度な換気を保ちます。また、屋根下地に断熱材を施工することで、室内の熱損失を低減し、四季を通じて快適な居住環境の確保に役立ちます。
屋根材の基本性能といえばまず「耐水性能」です。日本の平均的な年間降水量は1,500~2,000mm。多い地域では4,500mm以上にも達します。この多量の雨に対し、瓦屋根は優れた耐水性を発揮します。瓦は陶器質ですから、ほとんど吸水しません。しかも、陶器質特有の滑らかさで雨の走りが良く、デザインも雨を素早く流し落とす形状となっています。屋根下地を含め、屋根全体としての耐水設計・耐水工法も確立されています。
真冬、屋根が氷点下の外気にさらされる地方が多い日本では、水分の凍結による屋根材の損壊とそれにともなう雨漏り対策が大切なポイントです。瓦屋根は耐寒性能でも優れた総合品質を確保しており、雪国でも広く採用されています。
<耐震性能>
災害にも強い瓦の施工方法「ガイドライン工法」に基づいた施工をしています。また安全性向上のため、瓦自体に防災機能を備えた防災瓦の開発もされています。
<耐久性能>
屋根は一年中、風雨や寒暖の差にさらされるなど、過酷な条件にあります。住まいの耐久性を考える場合、建物構造の強度とともに屋根材の耐久性も大切な課題です。高温焼成される硬い陶器質の瓦は、耐久性においても万全の信頼性能でお応えします。
クルマの騒音や道路工事のうるさい音・屋根を激しくたたく雨音など身の回りには騒音があふれていますが、意外と気付かないのが、屋根を激しくたたく雨音。粘土瓦は金属屋根やスレート屋根に比べ、殆ど音を発生させません。外部の騒音をシャットアウトして、赤ちゃんのいるご家庭やお年寄りのいるご家庭など、騒音に敏感な方のいるご家庭に、静かな暮らしを約束します。